貴婦人に愛されたスワトウ刺繍のハンカチ

2021/09/06

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中国三大刺繍・スワトウ刺繍

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中国三大刺繍のひとつ・スワトウ刺繍は、中国広東省の町・汕頭（すわとう）にて生まれました。 1800年代に宣教師が伝えたヨーロッパの刺繍と、古くから中国に伝わる伝統刺繍が融合して、新たな刺繍・スワトウ刺繍が誕生したと言われています。

もともと汕頭では刺繍産業が盛んで、親から子、子から孫へと手刺繍の技術が伝えられてきました。優れた刺繍技術をもつ汕頭の女性が、西洋のレース刺繍の技術を取り込み、その刺繍技術を存分に発揮したのがスワトウ刺繍というわけです。

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ヨーロッパと中国、それぞれの美を昇華させたスワトウ刺繍は、細やかで美しいデザインが特徴的。スワトウ刺繍はヨーロッパの社交界でもたちまち人気となり、上流階級の貴婦人たちを虜にしました。

中国のみならず、今や世界中で愛されるスワトウ刺繍。スワトウ刺繍は、手刺繍工芸の最高峰としても有名です。労を厭わず、職人がひと針ごと丁寧に仕上げていく手刺繍のスワトウには、優しげな風合いと高級感、そして何とも言えない深い味わいが感じられます。

しかし、手刺繍には気の遠くなるような時間と根気が必要です。汕頭の女性が伝統の刺繍技術を受け継いできたのも、今ではもう昔のこと。現在では、スワトウ刺繍の職人もほとんどいなくなり、スワトウ刺繍の多くが機械刺繍となっています。

そのため手刺繍のスワトウは、かなり貴重な存在と言えるでしょう。

ami-brugge公式通販サイトで販売している「スワトウ刺繍のハンカチ」も、1990年代に製造されたものを大切に、大切に保管しているものです。30×30cmのハンカチが19,800円（税込）～というのも、入荷当時から変わらぬ本体価格のまま。

全面に施された立体的で細やかな刺繍、ドローンワークによる透かし模様、そして数々の技法で表現された草花や果物など、スワトウ刺繍の見事な手技をご堪能いただけます。

ヨーロッパ社交界でステイタスとされた、スワトウ刺繍のハンカチ。上質な１枚をぜひお手元にいかがでしょうか？